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2018年07月30日

全国農業協同組合連合会三重県本部(JA全農みえ)

三重県和牛繁殖協議会研修会を開きました

三重県和牛繁殖協議会(事務局=JA全農みえ畜産課内の公益社団法人全国和牛登録協会三重県支部)は7月18日、津市美杉町の片野牧場で2018年度視察研修会を開催。生産者やJAグループ、県関係機関、畜産団体などから約46人が参加しました。

視察研修会では、協議会会員の片野真一郎さんの牧場を訪問。片野さんは、和牛の繁殖と肥育の一貫経営で松阪牛など計30頭を飼養し、一産取り肥育にも取り組んでいます。参加者は、肥育牛や繁殖牛の牛舎を視察し、子牛や繁殖用雌牛の飼養方法、一産取り肥育などについて熱心に質問していました。

このあと、現場での課題や県に対する要望について、県関係機関などと意見交換を行いました。県研究機関での受精卵凍結方法の検討や受精卵生産・配布事業の継続、牛白血病(EBL)の清浄化に向けた検査費用の助成、優良和牛繁殖雌牛の保留をめざした遺伝情報解析費用の助成など、5事項について活発に意見を交わしました。

本協議会は、和牛繁殖用雌牛や肉牛の減少で和牛の不足感が恒常化し、素牛や肉牛の相場の高騰が続くなか、和牛繁殖基盤の強化をめざし2015年に設立しました。

基盤強化支援の事業実績では、和牛繁殖母牛が増頭となるなどの成果が出てきており、肥育生産者の繁殖経営への意識も高まってきています。他方、繁殖経営参入にあたっては、繁殖用素牛の購入資金不足や繁殖母牛・子牛管理の技術不足などの課題も浮き彫りとなってきています。

2018年度は、国の畜産クラスターを活用して、代謝プロファイルテストとICT(情報通信技術)機器の共同利用について事業展開します。また、協議会事業として、ET(受精卵移植)活用和牛増頭事業の拡充や、県事業である繁殖母牛増頭事業などに取り組み、生産者、JAグループ、関係機関が一丸となって、生産者の繁殖技術と経営の向上、県内の繁殖基盤強化につなげていきます。